2016年11月21日発行
1. キャンペーン総括 2016
2. キャンペーンタイプ別傾向
3. キャンペーンコラボレーションコンテンツランキング
4. キャンペーン景品採用ブランドランキング
5. Chaos Advertising AWARD 2016 ご案内
本年のキャンペーンの特徴のひとつとして、WEBやスマホから今すぐ応募できるというキャンペーンが非常に多く企画された。キャンペーンサイトから誰でも応募できるものや、TwitterやFacebook、インスタグラムといったSNSを活用したものが企画されたが、特にTwitterのフォロー&リツイートキャンペーンは多くの企業で実施され、また頻繁に繰り返し企画された。
もう一つの特徴としては各企業のプロモーションサイトやブランドサイト等で会員登録をして応募するキャンペーンも目立った。インタラクティブメディアの登場により、生活者と直接リレーションを深めていくことは、今に始まったことではないが、スマホの普及等で常にネットと繋がっている環境が整いつつある今日、特に意識しているのだろう。
三つめに、単純にプレゼントの企画だけでなく、それに絡めたコンテンツを制作して展開するキャンペーンも多くなった。生活者とのリレーション強化のため、業界全体がコンテンツマーケティングに力を入れる流れになっているが、キャンペーンもコンテンツを絡めた統合的な展開が今後ますます増えるだろう。
今日実施されているキャンペーンの分類としては大きく下記の5パターンに分けられる。
●購入して応募するキャンペーン(オリジナルコンテンツ)
●購入して応募するキャンペーン(コラボレーションコンテンツ)
●絶対もらえるキャンペーン
●ノベルティーが付いてくるキャンペーン
●今すぐ応募できるキャンペーン
購入して応募するキャンペーンはキャンペーン企画において王道であるが、その中で、コラボレーションコンテンツとしてはミッフィー、アンパンマン、ドラえもん、妖怪ウォッチ等が多く企画された。またキャンペーンの景品として採用されたコンテンツはリサ・ラーソンとル・クルーゼが特に多かった。これらは絶対もらえるキャンペーンでの展開も多く見られ、絶対もらえるキャンペーンはこのようなコラボコンテンツでの展開か、ポイント等を貯める性質上、ロングランでの展開になることが多い。また長年続く企画が多いのも特徴である。
ノベルティーが付いてくるキャンペーンはかつてのブームは過ぎ去った感はあるが、それに代わり、WEBやスマホを活用した「今すぐ応募できるキャンペーン」が近年急速に増えた。特にTwitterのフォロー&リツイートキャンペーンは新商品の認知・配布の目的や話題性で多用された。もちろんこのような一時的なものだけではなく、コンテンツやSNSを絡めて、今後、生活者と直接的で永続的な関係を築く足掛かりとして、自社メディアを中心に企画したキャンペーンが多く展開された。
ミッフィー 4回
アンパンマン 3回
ドラえもん 2回
妖怪ウォッチ 2回
機動戦士ガンダム 2回(シリーズ)
セーラームーン 2回(シリーズ)
桑田佳祐 2回(シリーズ)
ポケモン 1回
ワンピース 1回
しまじろう 1回
ふなっしー 1回
ハローキティ 1回
ディズニー 1回
セサミストリート 1回
ガラスの仮面 1回
藤子不二雄Ⓐ 1回
うちのタマ知りませんか? 1回
ドラゴンクエスト 1回
映画パディントン 1回
映画ファインディング・ドリー 1回
ビートルズ 1回
ゴールデンボンバー 1回
蜷川実花 1回
笑点 1回
※Chaos Advertising で掲載したキャンペーンが対象です。Chaos Advertising は数あるキャンペーンの中から、企画がユニークで面白く、生活者に特に有益であると思われるものを掲載しています。
リサ・ラーソン 3回
ル・クルーゼ 3回
ルピシア 1回
イッタラ 1回
BEAMS 1回
富士フイルム チェキ 1回
※Chaos Advertising で掲載したキャンペーンが対象です。Chaos Advertising は数あるキャンペーンの中から、企画がユニークで面白く、生活者に特に有益であると思われるものを掲載しています。
「Chaos Advertising AWARD 2016」はChaos Advertisingで掲載した面白いキャンペーンの中から、
特にユニークなも、時代性が感じられ、今後のキャンペーン企画にも影響を与えそうなもの、
そして生活者にとって特に有益と思われるキャンペーンをグランプリとして勝手に選出します。
- 12月上旬発表 -